今晩は最後の合同練習。リハーサルを行うのだ。
夜、8時過ぎ、みんなが集まりだした。公民館にのあちこちではグループごとに練習をはじめている。ゲンさんとオカヤン、私も、キョウコちゃんが踊っているDVDを流しながら合わせて踊る。最初に配られたDVDは正面からの踊りだったのでわかりづらく、若手ではいちばんの踊り手・キョウコちゃんに踊り直してもらい、正面と後ろからビデオに撮らせてもらった。それをDVDに焼いて使っていたので、キョウコちゃんの踊りが3人のお手本なのだ。
最初はどうなるかと思っていたが、3人ともなんとか、踊りの順序は覚えられたようだ。
「なんか、私たち、意外と合ってない!?」
もっと3人3様の踊りになるかと思いきや、同じ振りで終わり、同時に退場できた。もちろん、ただ順番どおりに体が動かせたというだけで、ディテールはまだまだ。厳密に「合っているか?」といわれれば、細かいところはバラバラ、というしかない。それでも、初心者3人には喜ばしいのだ。
だいたい全員がそろったところで、リハーサル開始。ヨーシーのお兄さんで大阪在住のマーちゃんとヨーシー、シンゴが地方で三味線を鳴らす。サンピキと太鼓が入場して、まずは『ソール念仏節』だ。今日は外部の人もなん人か見に来ていて、少し緊張感がある。
ウシュマイ、アッパーをやるゴウくんとミホちゃんが座開きの踊り『御前風』を踊る。ゆっくりで難しい踊りなのに、頑張って覚えている。次は『干立口説』。曲が流れると踊れる人全員が前に出て踊るのだが、それが楽しい。数人で踊るより、みんなでわーっとやった方が、自分のヘタさも隠れるし、合ったときにはきれいなのでうれしいのだ。
本番でやる曲を次々におさらいするが、うまければいいというものでもない。まあ、上手に越したことはないが、アンガマにはユーモアも必要。たとえば石垣のアンガマでは、お客さんがひねりの利いた質問をウシュマイ、アッパーにぶつけ、ふたりが即興でユーモアのある答えを返すのが慣わしとなっていたりする。今日、いちばんウケたのは『与那国のマヤグワァ』だ。
本来、男女がペアで踊り、途中、「アルプスいちまんじゃーくー」みたいな感じで手を合わせたりポンポンたたいたりするのだが、今夜は男女の数がそろっていなかった。とりわけ不器用な男性2人がペアになり、ずっこけながら、しかし本人たちはいたって真剣に踊ったものだから、おかしくてたまらない。
「コバちゃんとモテギさん、サイコー!」
とやんやの大喝采となった。
リハーサルはしだいに盛り上がり、最後はヨーシー、マーちゃんのお父さん、ケンさんがほろ酔いで飛び入り参加。カチャーシーを踊りまくって去っていった。これで明日からの本番は心配ないだろう(か?)。