明日からの豊年祭に向けて、今日は準備。午前中、那覇から石垣へ戻り、午後3時からの厨房作業に加わる。5時には終わったが、睡眠不足が続いているため疲れた。
午後8時半から公民館役員は御嶽参りである。御嶽に夜通し籠もり祈願を重ねる神司の慰問にうかがうのだ。
公民館からお刺身とパイナップル、お酒を運び御嶽に入ると、6畳程度の御嶽は人でいっぱいになった。神司4人、チジビと呼ばれる神司の男兄弟が2人、私たち役員が10名でそのほか関係者が数人いる。3方の扉は開け放してあるが、体温の高い男性たちは「暑い暑い」という。
「おい、扇風機回せ」
屋外に置いた巨大扇風機を至近距離からかけるようジーボさんが命じる。すると、困ったことに、どうしても外側の末席にいる女性たちに風が直撃してしまう。寒い。そこで、扇風機を移動し、いちばん暑がっているおじいに風が当たるよう絶妙な角度を見つけると、みなおとなしくなった。やれやれだ。
御嶽の中は見たことがあったが、入るのははじめてだ。神様がいる場所だと思うと、身が引きしまる。
タケくんが印刷物を配りはじめた。『仲良田節』『アパレ』『弥勒節』などの歌詞だ。お刺身などをつまみながら泡盛を口に運び、チョーケンさんの三線に合わせ、みないい気分で歌う。明日のプリヨイのリハーサルも兼ねているのだ。
曲の合間にちょっとしゃべったり、冗談をいったりしていたおじさんたちの中からリクエストが出た。
「チナミ、オマエの踊りも奉納しろ!」
ははは、滅相もない。
今日、はじめて聞いた歌の中におもしろいリズムの曲があった。タイトルは『ハーヤッサ(道舞ウタ)』。一度も聞いたことがなかったが、一度聞いたら忘れられない。
「コージ、コジコッコッ、ソジヤヌウシュマイ〜」
コケコッコーみたいで非常におもしろいサビだ。このサビの部分が頭から離れず、口ずさみながら家に帰ったのは夜中の12時。今日も長い1日だったが、祭の本番は明日からだ。