6月11日(金) くもり
「1つなってるぞ」
朝、起きたら三好さんが外から呼んでいる。私のゴーヤにやっと実がついた。ナーベラ(ヘチマ)も実を結んでいるらしい。
三好さん、ノボルおじいの働きで、見事なゴーヤ、ナーベラ棚を作ってもらった。しかしすばらしいのは棚だけで、手入れをさっぱりしないため、なかなか実がならない。他の家の庭に、見事な実がいくつも下がっているのを目にするたびに落ち込んでいたが、うちもやっと実を結んだか。よしよし。
庭に出ると、私のベビーゴーヤにはビニールがかぶせてあった。三好さんだろう。虫がつかないようにしてくれたのだ。ありがたい。
昨日は結局、毛布が乾かなかった。今日も涼しくて、脚が冷える。
6月12日(土) くもり
三好さんの畑の赤ジソで、シソジュースを作る。これで2回目だ。洗った葉に軽く塩をしてもみ、アクを取る。それからフードプロセッサーにかけて布で濾し、お酢と蜂蜜を入れて水で割る。うまく作れれば、けっこうおいしいはずだ。
1回目は蜂蜜の分量が多すぎた。
「ちょっと甘いなぁ」
と三好さん。私もそう思う。
「香りはいいけどな」
シソの赤い色が鮮やかで香りもよく、酸味がさっぱりしていておいしい。よし、また次回チャレンジだ。
しかし2回目の今日は、慌てていて塩もみするのを忘れた。アクのせいか色が濁り、口の中に渋みが残る。
「あまりおいしくはないなぁ」
散歩によっていたノボルおじいが正直にいう。
「手を抜いた分、味に出てるんじゃないか?」
三好さんも痛いところを突く。それでも前よりおいしいと思うけど、だれもそうはいってくれない。
それでも、三好さんもノボルおじいも全部飲み干した。
「薬だと思って飲んだよ」
ノボルおじいはどこまでも正直だ。実際、赤ジソには気持ちの高ぶりを沈める効果があり、不眠に効くらしいのだが。
赤ジソジュース、黄金のレシピ完成は、また次回に持ち越された。
お昼はゆかりご飯。濾して残ったシソの葉を煎り、塩をまぶす。炊きたてのご飯に混ぜておにぎりを作った。三好さんにもおすそ分けだ。
「捨てるところがないな」
「でしょ?」
今度は喜んで食べてくれた。
6月13日(日) くもり
昨日、ゆでたジャガイモを10個ぐらいノボルおじいにもらったので、すぐにポテトサラダを作った。タマネギとゴーヤ入りだ。
最近、なんにでもゴーヤを入れる。今朝は貝のみそ汁にも入れた。でもゴーヤはうちのではない。ノボルおじいが見事なやつをくれるのだ。
夕方ゴーヤチャーハンを作っていると三好さんがいった。
「最近、暇があったら料理してるね」
そうかもしれない。ずっと忙しかったのだが、最近、心に余裕ができている。これが続くといいのだけれど。
6月14日(月) 晴れ
久々に気持ちのよい晴れ。浦内でマングローブの間を散歩する。
事件はそのとき起こった。写真を撮り、ポケットにデジカメをしまおうとした瞬間、カメラはポケットに入らず水たまりに落ちた。慌てて引き上げたが、塩を含んだ水は中まで入っていた。
それでもしばらくは撮影できたのだが、夕方、いきなりパチパチとフラッシュの異常発光を数回行ったあと、うんともすんともいわなくなった。
「あーあ、壊れちゃった」
130万画素だったが、小さくて使い勝手がよく、愛用していたのに。ちょっとショックだ。
でも買ったばかりの500万画素のヤツじゃなかったのが、せめてもの救いだ。
6月15日(火) 晴れ
友人のくーちゃん一家とピナイサーラのまでカヌーツアー。
カヌー乗り場に着くと、置いてあるカヌーがすごく増えていてびっくり。今シーズンだけでも業者が3つ4つ増えたと聞く。ゴールデンウィークには渋滞していたらしい。あり得る話だ。静けさが奪われ、ちょっと寂しい気がする。