6月25日(金) 晴れ
干立の海で泳ぐ。サンゴはないが、岩のそばに行くと熱帯魚がけっこういる。ダイビングほど“魚と一緒に泳ぐ”感じはないが、それでも楽しく、気持ちいい。
夕方は、祖納にある、300年以上経つ茅葺き屋根の重要文化財、新盛家で、裏千家の人たちがお茶会を開催。おしゃれして出かける。たまによそ行きを着ると、気持ちがしゃんとする。黄昏時、着物姿の方々に混じり、和ろうそくの明かりだけで過ごすのは、とても雅な気分だ。
掛け軸、生け花など、それぞれの茶道具が西表にちなんで厳選されており、説明を受けながら「ほぉ」と感心。お菓子の器は、水玉の穴があいた「透かし水玉」で涼しげな感じに。お香は海にちなんだ貝の細工に載せて。
「米どころ西表では、いまはお米の収穫期だとうかがっております。そこで、裏に稲の粒をあしらったおナツメにいたしました」
すべてがこんな感じ。
西表では収穫をユイマール(共同作業)で行うことなどもご存じで、よく勉強してらっしゃる。茶道のことはなにも知らないが、テーマにあった趣向を凝らし、参加者全員で楽しむというのが醍醐味なのではないか。まったく見当違いだったりして。
6月28日(月) 晴れ強風
エコツーリズム協会で行われた「海の危険生物」の講演会に行く。
これまでなんの根拠もなく「私は大丈夫」と思っていたが、海の危険生物はどこにでもいて、自分もいつ被害にあうかわからないと知った。しかも、少なからぬ人が亡くなっていたり、刺された跡が痛々しく残ったり。話を聞けば聞くほど、「うわっ、コワ〜」と思うのだ。
ハブクラゲ刺されたら酢をかける、という応急処置は知っていたが、酢をかけてはいけないものがあったり、毒を吸い出すべきものがあったり、冷やした方がいいもの、温めた方がいいもの、とさまざまだ。刺されても「チク」っとしか感じないのに、そのあと激痛に襲われ数週間入院、という恐ろしい生き物もいる。
もううかつに海に入れないなぁ、と思ったが、それで海と決別するのは悲しすぎる。海に入るときは肌の露出の少ないかっこうで。海の中では、なんでもかんでも素手でさわらない。このふたつを守り、とりあえず海とは友好関係を保つことにする。
6月29日(火) 晴れ強風
台湾行きの船を予約するため、石垣に行く。
昨日の朝、マイ畑からナーベラの収穫をした。これで2回目。今日、石垣の友人に持っていくつもりだ。
初収穫は22日。全長38cmだった。
「おしりに花がついているうちに収穫するのがいいよ」
イチローさんが教えてくれた。ちょっと大きくなりすぎたらしく、38cmのナーベラには、花は影も形もなかった。そして種がけっこうつぶつぶしていた。それでもおいしかった。ナーベラ料理は大好きだ。